池上線


記憶では20年位前にヒットした曲である。当時は池上線など全く縁がなく、歌詞にある沿線の様子など知る由もなかったが、この4、5年前から馬込の孫の家に出入りするようになって、五反田や戸越や蒲田から池上線を利用することもあって、断然この曲が好きになった。

ところで、今日は今年最初の連休中日だったので、それこそ30年ぶりに高尾山にストリートフォトに出掛けてみたが、天気予報が雨だったせいか人出も少なく、結構ゆっくりゆったりフォトすることができた。

もちろん、往路はケーブルカー、復路はリフトを利用したが、ケーブルカー駅を下車して少し歩いていくと峠の団子茶屋があり、やけに「みたらし団子」が美味しそうに売られていたので、買い求め食べてみたが、クルミ味に甘辛のタレが絡みとても美味しかった。

場の雰囲気もあり、結構の人が買って食べていたが、人間の身体は正直なもので、食べたら温かくなって脚が軽くなったような気がした。それから途中の薬王院を散策しながら山頂に向かったが、都会のハイキングコースらしく遊歩道がしっかり整備されているのはいいのだが、私的には何となく物足りなさを感じた。人間とは本当に欲の深い贅沢な生き物である。

そんなことで、山頂に着くと、あいにく富士山は見えなかったが、それなりに視界が開け、お弁当を広げる人達の笑顔と歓声に、私も別に腹も減っていなかったが、物は試しと、峠の茶屋で蕎麦を食べてみたが、ネチネチした妙な食感で美味くなかった。

まあ、ご案内のように、高尾山の山頂はあまり見るところもないので、暫く山頂で休み中間地点のリフト乗り場を目指して下山したが、途中後ろから何組も子供達のグループに追い抜かれ、歓声を上げながら走り抜けるヤンチャぶりに引率者が手を焼いているのが可笑しかった。

リフト駅に着くと、何やら気温がぐっと低くなり一瞬「ケーブルカーにすればよかったかな」と思ったが、いざ乗ってみると、上りコースより下山コースの方が一気に下界が見下ろせ正解である。高尾山の下山にはリフトを進めたい。往復切符を買うと割引きがある。

そんなことで、帰りは電鉄の駅に通じる茶屋で、暖を取りながら酒まんじゅうを試食してお土産に買って帰宅したが、今回の高尾山は参拝そっちのけの食べまくりハイキングになってしまい、我ながら笑ってしまう。まさに旅はグルメであり、日常性の打破に他ならない。

そんな訳で、話を元に戻すと、同じ電車でもやはり山の手を走り高尾山に乗り入れる京王線と京浜地区の商業地や住宅地を走る抜ける池上線とでは、沿線の雰囲気がまるで違う。私的には昭和のレトロな雰囲気が未だに残る庶民的な池上線の沿線の方が好きである。

そんなことから、今度ラーメン好きの孫娘と池上線の沿線でラーメン行脚でもして、歌詞に歌われる池上線が走る街の雰囲気を味わってみようと思う。

jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
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