新型コロナウィルス対策で、全国に約3700軒あるこども食堂のうち、約1850軒のこども食堂がすでに休止を決めており、餓死する親子が出てくるのではないかと言う報道に、居た堪れない気持ちから怒りが収まらない。
やり場のない怒りに、現実を見失いそうになるが、何事にもリスクはつきものだから、どうしたらこの窮状を救えるのか、真剣に考えなくてはならない。
とにかく、パンデミックにならぬように、感染を抑えるには、人の往来を遮断するに尽きるが、長きに渡れば私達の生活は疲弊し、国民経済は破綻する。
つまり、自給自足の生活に逆戻りする訳で、そうとでもこうとでもして、喰いつないでいくことになるのではないだろうか？
消費増税による消費の低迷に加え、新型コロナ対策による数々の催し物やイベントの中止を踏まえると、その悪影響は計り知れないものがあり、GDPをかなり大きく引き下げるものと思われる。多分日本は戦後の混乱期に再び逆戻りし、一から新たな体制づくりが進むのではないかと思う。
やはり、政治は様々な形のコンプレックスを乗り越え、それなりの学歴と実績を有する気骨ある人間が担うべきで、対話と協調を傘にして忖度しまくり、世界中に60兆ものお金をばら撒いた結果が、貧困とコロナに怯える生活ではあまりにも寂しい。
一部の権力者や支配層はぬくぬくと利権を貪り、全く当事者意識もなく統治機能を失った政権がこれだけ長く続く現実を踏まえると、戦後の民主教育の失敗と言わざるを得ない。
思想も良識も欠く政治家や宗教家や学者やマスコミやジャーナリズムに操られた日本の将来に明日はない。
実生活と現実を意識できぬ日本の超エリートたちの罪は重い。戦後の民主教育の恐ろしさをまざまざと思い知る次第である。
