工作

冬の時期に重宝するパナソニックのひざ掛けが壊れてしまった。それで修理を依頼したところ、補修部品の保存期限が過ぎているので修理できないとの回答であった。

そこで、中を分解したところ、どうも温度ヒューズがダメらしく、秋原原の電子部品の店に問い合わせたところ、用意できるとのことなので郵送してもらうことにした。もちろん出かけて行くほうが遥かに安く済むが、とにかくコロナが怖い。

それにしても、部品はたった300円程度のものだが、諦めてみんな捨ててしまえばそれまでだが、昔の製品は今の製品と違ってしっかりできていて、その点では申し分ない。最近中国の製品もチャイナ品質等と馬鹿にできない品質のものが多くなってきたが、それでも昔の日本の製品にはとても敵わない。

それにしても、目先の欲得から、「ものづくりジャパン」を捨て去り、インバウンドで儲けるなどといった国策は愚策である。第一日本の精神文化や伝統を世界のテーマパークにして金儲けをするなどと言う下世話な根性が気に入らない。

図らずもコロナウィルスがそんな下世話な根性を吹っ飛ばし、静かな日本の神社仏閣が持つ精神文化を取り戻してくれたことに、心から感謝したい。

これからは、欧米社会が文化の方向性を試技する実験社会国を返事して、貧しくも足るを知る日本古来の地産地消の生活を、私的にも模索してみようと思う。

しかし、戦後の日本は、閉鎖的な地域社会の決まりやしがらみや同調圧力から解放され、やっと自由で差別や偏見のない社会を手にした訳だが、今回のコロナ旋風でまたまたお互いを監視するような閉鎖社会にならねばいいと思うが、欧米に始まる民族・自国主義体制の台頭からして、極端な人種差別や偏見による争いが起こらないことを願う。

そんな訳で、基本的に人間は群れをなし路頭を組んで生きる存在ではあるが、それは生き延びていく知恵であっても、その本質は誰もが世界で唯一無二な霊的な存在であり、群れをなして暮らしながらも孤独を愛する存在ではないかと思う。

そんな想いに、全てが一瞬にして消え去った9年前の東北大震災の想いを新たに、質素に足るを知る創意工夫の生活を、子供の頃に立ち返り電子工作を通してチャレンジしてみようと思う次第である。 

jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
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