コロナ革命

今回のコロナ騒動で、徹底した追跡調査が感染拡大を阻止する有効な手段であることはご案内の通りであるが、現段階になると感染源が特定出来ないケースが多く不安になる。

そんな中、今ではアメリカが世界で一番の感染国になってしまい、コロナウイルスの感染源である中国武漢では終息宣言が出されたことはご案内のとおりである。

まあ、人権を無視した封じ込め政策は批判の対象にはなるが、都市消滅に至らなかった功績は評価に値する。その一方、ヨーロッパやアメリカの対策は感染拡大に歯止めがきかず的を得たものとは言い難く、中国に遅れをとっているように思う。

そんな中、今日の日本の状況は完全な都市封鎖が出来ないことから、かなりの苦境に立たされていると見て間違いない。

今朝のネットを拝見すると、姉の薦めに応じて香港に帰省した歌手のアグネス・チャンの香港での様子が掲載されていたが、香港ではITを駆使した防疫管理体制を引いているようで、個人のプライバシーや人権などは二の次と言った状況にあるみたいである。

スマホから個人情報を打ち込み、腕にはその情報が入ったリストバンドがつけられ1日の動静が当局に監視されており、ウイルスとは違った恐ろしさがある。

しかし、落ち着いて考えてみると、このくらい徹底した個人の動静を追わないとウイルスに敵対出来ない訳で、今回のような非常事態には実に理に叶った有効な手段と言える。因みに香港は前回のサーズの経験を活かし、コロナによる死亡率は0.02%と世界で最も低い状況にある。

そんな中、長引くパンデミックの終息後の社会を考えてみると、ITを駆使した犯人探しにも思える個人情報管理システムは、うまく使えばこれほど便利で有効なものはないわけで、「馬鹿とハサミは使いよう」使い方によっては一般民衆を幸福な道に導くことができる有効な手段になる。

時にネット環境も5Gや6Gと言った高速通信網が現実化する中、個人情報や貨幣が完全に電子化されると、国や権力者に完全に一般大衆が支配される一方、不正や犯罪の防止にもなるわけで、今日の日本のような1部の人間が甘い汁を吸うようなことが出来なくなるものと思う。

そんな視点に立てば、これからもこのような形のパンデミックが何回も飛来するとなると、どう考えてみても中国型のAIを駆使した管理統制システムの方が優れているわけで、どうも将来はAIとビックデータによる人間社会の支配は免れないのではないかと思う。

まあ、今日、民主主義国家においても、公共の福祉は個人の権利や義務に優先することに異論はない訳だから、ビッグデータによる民意の総意が反映されるAIによる国家管理は、もはや自由主義や共産主義にかかわらず、時代の趨勢によるものと考えられる。

そんな訳で、ポストパンデミックの世界は、AIによる国家統制が急激に進み、意識や感情さえもコントロールされてしまう社会が訪れるのではないかと思う。

まあ、自由、平等、民主主義、法の支配を建前に、不正や犯罪を繰り返し、利権の獲得と覇権と主権争いの結末が、コロナによるAIの支配とは何とも笑えない結末である。

しかし、それは必要最低限の自制や団結ができぬ人類への警告でもあり、生命体ではないウイルスによって、人類の方向性が決定されるところに、私達の理性に限界があることを痛感する。

そんな想いに、日本は全人口の4分の1以上が65歳と言う超高齢社会にあって、不甲斐ない政府とは言え、政府や自治体の要請を無視して営業を続ける事業主や不要不急の外出による感染拡大が、介護施設等に飛び火し多くの人命が失われるようなことがないことを心から祈る次第である。

jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
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