ワインの貯蔵庫などに行くと独特の匂いがするが、酵母の匂いなのかカビの匂いなのか、疑問に思う。
ワインに限らず、私達は微生物が創り出す発酵食品を日々日常利用しているが、食品に発生するカビ毒はガンを誘発するものとしてよく知られている。しかし、カビ毒を完全に排除することは難しく、気にしていたら食べるものがなくなってしまう。
穀類やナッツ類、パンや餅やお菓子、果物や野菜なども、カビが作り出すマイコトキシンは煮沸してもその毒性はなくならないから、少しでもカビがあるものは、思い切って捨ててしまったほうがいいと思う。
特に、梅雨時から夏場にかけては、カビの発生に注意を要するが、海外から輸入される食品は、カビが生えないように防腐剤がかけられており、これはこれで恐ろしいものがある。そもそも、小麦粉が真っ白い状態で100日もかけて海を渡ってくる訳がなく、通常ならカビが生えて真っ黒くなると思う。
そんなことから、梅雨時はカビ毒、ウイルスや細菌やバクテリア、大気汚染や農薬や食品添加物、一歩家を出れば、7人の敵とのハラスメントに苦しみ、交通事故や様々な天災や災難が待ち構えており、生きていること自体が奇跡である。
まあ、危ないことには関与せず、欲張らずに、自分のできることをしっかりやっていこうと思うが、そんな平凡な生活が成り立つ社会であってほしい。いずれにせよ、食品衛生には注意して頑張ろうと思う次第である。