実感


本やセミナーなどで知識を得ても、実際に実践して実感することが大切である。よく床屋の耳学問とか言うが、聞きかじりや人伝えなどの知識ではエビデンスもなく、実効性はともかく実務性に乏しい。

仮に掃除ひとつとっても、理想はしっかり掃除するべきだが、毎日となるとそれなりの工夫が必要で、人の話や販売員や評論家の話を鵜呑みに、自分に全く合わない掃除機を買ってしまったり、掃除自体が苦痛になったりしかねない。そんな私は今Panasonicの軽い掃除機がお気に入りで、適当に誤魔化して掃除しているが、昔からあるダイソンは重くて取り回しが悪いし、最近の充電コードレスは吸うようで吸わない。紙パックは良くないと言われるが、私は手が汚れず捨てられるので、断然panasonicの軽量・廉価版が気に入っている。

また、食事も理想を言えば切りがなく、確かに栄養や健康面を考えれば素材や調理法に拘ることも大切だが、四六時中そんなことに神経を使っていたら、食事自体が楽しくなくなるし、食べたいものも食べられない。

そんなことから、理想は理想、現実は現実、理想と現実は別物で、時々合致するくらいが調度よく、そんなところは男女の仲にも通じるものがある。とにかく女性はいろいろあってめんどくさいし、食べることや話すことばかりで疲れるが、いないと寂しい。困ったものである。まあ、男と女では考え方や感性も大きく違うから、お互いに別の生物と考えていた方が無難である。

そんな訳で、今年もあと僅か、お正月飾りは「二重苦」を意味する1229日や、大みそかに慌てて飾る「一夜飾り」はNGで、28日は八が末広がりであることから縁起がよく、お正月飾りにはベストな日とされている。昨日裏の家で玄関飾りをしていたが、気にしながらも夕刻になってしまい、やらず終いだった。今日は29日で日が悪いから、明日30日には忘れずに必ず飾り付けしないと幸先が悪くなる。

そんな現実に、理想と現実はうまく使い熟すしかなく、理に立てば窮屈だし、情に竿させば流される。押せば引き戻され、引けば押し戻される。作用、反作用は世の常、やはり5分・中庸が一番、最善である。

晩節を迎え、全てが半人前となってしまった私としては、そんな単純な原理・原則に妙に納得できるものがある。半人足・半人前にこそ、物事の本質があり、バランスがある。そんな想いに、コロナに無碍に逆らっても損するばかりだから、とにかく何事にも「ゆとりと幅」を持って、マイペースで来季は頑張ろうと思う次第である。

 

 

jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
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