秋?

強敵コロナとの戦いから史上初の1年延期と無観客開催を余儀なくされた東京オリンピックも、過去最多の16個を上回る27個の金メダルを獲得する感動の中に、17日間の大会の幕を閉じた。

まあ、何から何まで異例ずくめの大会で、事務方はさぞかし大変だったと思うが、200を超える国々から一万1000人を超える選手が集まる巨大イベントが、テロや暴動などの暴力沙汰もなく、一応無事に終わったことは評価に値する。本当によかったと思う。

しかし、この大会を通してはっきり分かった事は、世間の情報はどれもこれもいい加減なものばかり、信じるに値するものは何もないことである。政府筋やマスコミの情報は、もちろん私たち庶民の意識操作を企むものだが、そのほか名の知れた政治や経済アナリストや評論家や学者らの発する情報も誰かのお先棒担ぎで禄を食むもので、全くあてにならない。こんなことなら、自分の直感力に頼った方が諦めがつく分マシである。

ところで、感動から一夜明け、世間の声や論評を伺うと、ニューヨークポスト紙を始め辛口の論評が多く、大会開催がコロナ感染の拡大に繋がるリスクを懸念する声が多く聞かれる。

さらに、大会運営経費はなんと4兆円超えるらしく、東京都民は1人100,000円を負担することになるらしい。まあ、見方によってはとんでもない大会運営で、みんなでよってたかって公金を食い物にした感がある。

まあ、祭り事は大きくやるに越した事はないが、大きくやっても失敗するとは、リーダーの知恵知識不足と組織運営能力の欠落があからさま過ぎて、笑える。

そんな訳で、オリンピックも終われば、秋風の中、世間はお笑い番組や食べ歩き番組で盛り上がり、さらに著名人の離婚やドラッグ騒ぎに騒つく世相にはもう飽き飽き、まぁ何たる世の中になったものかと、世相の荒廃には一抹の寂しさを覚える。

世の中すべて信じるに値しない、それが偽らざる実感であり、イスラエルの歴史学者、DSのお抱えブレインである「ユヴァル・ノア・ハラリ氏」の言う通り、世界は嘘と虚構で成り立っていると思う。

まあ、そんな嘘と虚構が、まやかしの権力や権威を隠れ蓑に、何世紀にもわたって合法的に搾取を繰り返してきている訳で、全く持って阿呆らしくなる。

今や愛や幸せといった抽象的な概念さえも、その本質に歪みが生じてきているわけで、愛や幸せを実感するには、己の外界に目を向けるより、心の奥底に潜む真我に、その本質を問いた方が的を得ているように思う。

そんな現実や実態を踏まえる中、時々垣間見える「愛や幸せの本質」には意味不明、その矛盾と不可思議には、感動と感謝しかない。

そんな想いに、一挙に秋を思わせる朝明けに、気持ちを切り替え、今日もがんばっていこうと思う。すべてに感謝したい。

jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
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