続ペンキ塗り

今日は朝から頑張ったので、屋根のペンキ塗りも粗方8割を塗り終え、明日には屋根上の焼き鳥老人から解放される。とにかく、ペンキが手や腕にくっついて、ケロイドみたいで気持ちが悪い。

軍手からビニールの手袋に替えてみたが、軍手以上にペンキが張り付いて勝手が悪く、直ぐに軍手に戻したが、やはり何回も使い回ししていたので、時々指が互いに張り付いて、イラついた。明日は最終日、千秋楽なので、新しいのに替えて、塗り終えたい。

とにかく、このところ毎日、午前中はいつも屋根の上で作業しているので、流石に近隣の人も気になるようで、毎日何かと話し掛けられる。今日は町内の3人から話しかけられ、その奮闘ぶりを褒められた。まあ、好きでやっているとは言え、毎日の悪戦苦闘ぶりをそれなりに褒めてもらえば、年甲斐もなく悪い気はしないが、それより、人は見ていないようで、よく観ているもので、近所の若夫婦が不仲などと言った陰口も、何処からともなく聞こえてくるのも納得できる。

ところで、新コロパンデミックも、このところ新たな感染者が激減し、緊急事態宣言解除を受け、先行きも明るくなってきたことから、一気に旅行やグルメなどの需要が盛り返してきたようで、喜ばしい。

その一方、アメリカ経済は近年にないインフレに見舞われているようで、日本でも日用品の値上げが目につくが、異次元の金融緩和策からハイパーインフレへの懸念が払拭されないところに不安が残る。

いずれにせよ、ばら撒かれたお金は株式や不動産に投資され、バブルが崩壊すれば、お金持ちが元手を失うだけの話だから、私のような貧乏暮らしには関係ない。しかし、お隣韓国では、雇用環境の悪化から、若者がこぞってキャッシングしてFXやウォン買いに投資(投機)しているようで、先行きが思いやられる。

以前、CD 1枚がお米10キロに相当することに、今日的な価値観を垣間見たが、今ではゲームやネットビジネスにその場を奪われ、もはや「汗水垂らして頑張り通す…勤労奉仕」などといった言葉は死語に近い。

まあ、ペンキ塗りの労務単価は13,400円/1日であるが、私的には株取引よりペンキ稼業の方が、ストレスもなく性に合うが、時折り足元がふらつくようでは務まらない。

そんな訳で、大きく膨らんだ金融経済の先行き不安も気にはなるが、今こそ、米中二大超大国の狭間にあって、日本の超エリート集団の力が試される訳で、その責務は重い。私的には日本は超少子高齢・人口減少社会にあるから、高齢者が働きながら亡くなっていけば、相続税もそれなりに取れるので、それなりにソフトランディングできるのではないかと、甘い観測にある。

まあ、これからの人口減少社会は、無理は禁物、必要なものは一応揃っているし、無理して成長する意味もない。そもそも人間の生活は、完全なる消費であるからして、必要以上の経済成長しても、百害あって一利なしである。

物事の道理を極めることは大切だが、それをいたずらに応用して、自らの生活を破綻に導くような行為は差し控えるべきで、技術革新(イノベーション)による経済成長などと言った経済対策は過去の遺産、大量生産大量消費に歯止めがかかる人口減少社会においては、既に時代遅れオワコンである。

今は不便を楽しむレトロな生活の方が、生活心理に合っているし、若者が休日にキャンプを楽しむのも、モノが溢れモノに支配される生活へのアンチテーゼであり、生命の絆を模索するバイオフィリア時代の幕開けかもしれない。

そんな訳で、今日も1日ペンキ屋さんの稼ぎはないが、天地はそれなりに、真っ黒に日焼けした顔と太くなった腕と丈夫な足腰を授けてくれた訳で、つくづくカルマの意味を痛感する。

今日も1日が終わる。おいしいものをたくさん食べて、明日もまた頑張ろうと思う。

それにしても、グローバリゼーションは楽しい。時代は変化と多様性に富んでいる。そんな時代に、新たな視点で挑戦してみたい。

すべてに感謝したい。

jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
カテゴリー: 未分類 パーマリンク