今年も余すところ後２日、振り返ってみると、家の解体に絡み、家相・風水にのめり込み、図らずもDIYとガーデニングに新境地を得た年だった。
特に地面をコンクリや砂利で覆うと、これまでに生死を繰り返してきた様々な生き物の霊魂が大地から天空への道が閉ざされてしまい気が滞ることから、土地利用においては地鎮祭がマストであると言う話も、強ち迷信とも言い切れぬ心境にコロナ自粛も加わって、部屋の片付けや生活環境の見直しと改善に明け暮れる1年だった。
まあ、同輩や諸先輩方が病気や障害に苦しみ介護のお世話になっている現実を踏まえれば「明日は我が身」と不安に駆られるが、人間である限り「生老病死」は避けられない現実だから、心安らかに、内なる真我を頼りに物事に対峙していくしかないが、かと言って自我や理性(単なる欲望かもしれないが…)を捨て切れないのも現実である。
それにしても、若い頃は世間知らずもいいところ、無から有を創り出す創造主に逆らい続ける日々日常に、被造物であるがゆえに、他者の命や所有物を奪うことでしか生きられない己の存在に気づきもせず、動もすると、偽善や不正に「己の魂を壊しかねない現実」に、仮に善意や正義が作り物であっても、誠意と誠実に生きる尊さを改めて痛感する。
乗り合わせた電車はますますスピードを上げ、行き先も知れず、何処で降りるのかもわからない。いずれは本州最北端の竜飛岬のような寒風が吹き荒ぶ地に下車するやも知れず、不安と悩みの種は尽きない。
そんな中、今日は、お正月を迎えるので、いつもより丁寧に家の掃除をし、土作りで掘り起こしたコンクリの破片や石ころを1カ所にまとめたが、ウォッチアプリのアクティビティーが、ムーブで214%、エクササイズで160%、スタンドで108%とどれもこれも最高値を記録した。ちなみにカロリー値は494カロリー消費したことになるが、とにかくくたびれた。
そんなわけで、今年1年、これまで長きに亘って慣れ親しんできた権威や価値観もコロナで遠退き浮き草のような生活の中に、皮肉にも己の魂やアイデンティティーを壊さぬ秘訣をコロナで学んだような気がする訳で、つくづく人生の不可思議さを痛感する。
いずれにせよ、行き着くとこまで行くしかない。すべてに感謝し、少しでも周囲や社会に役立つ余生を送り、ご迷惑を掛けぬ自分でありたいと思う。
すべてに感謝したいと思う次第である、
