家の南方位の大木は風水的にはNGだが、我が家の木蓮は2階の私の部屋の日除けや風避けになるので、私的には気に入っている。春一番に白い大輪をつけたかと思うと、あっと言う間に咲き落ちて、ちょっと留守していたら緑の葉っぱで窓が覆い尽くされてしまい、その早業には「恐れ入谷の鬼子母神」である。
そんないつもと変わらぬ日常だが、コロナはまだしも、ウクライナ情勢は目に余るものがある。改めて戦争の悲惨さを目の当たりにするが、ロシアは北海道割譲を見据えた報復を考えているとの情報もあり、日清日露戦争やシベリア抑留などの事例を紐解いても、やはりロシアは抜け目のないヤクザ国家の域を脱し得ない感がある。
まあ、隣国は騙し国家の中国、タカリ国家の韓国、脅し国家のロシア、クレージーな北朝鮮など、とても真面に話し合えない国ばかりだから、適当に上部のつきあいで通した方が無難である。かと言って日本はアメリカの属国だから、アメリカの崩壊にもそれなりの対策は必要である。
まあ、諸外国はどちらも信用や信頼に生活の基をおく日本民族とは根本的に違う民族民度にあることは確かだから、日本もそれなりの覚悟が必要になるが、それにしてもこの21世紀になっても未だに戦争兵器に莫大な予算を当てるのも阿呆らしい。
まあ、コロナとウクライナで、更なる兵器開発と医療医薬の進歩に拍車が掛かり、それなりに二次的な恩恵があるにしても、その犠牲の大きさからして常軌を逸している。
そんな想いに、目を窓辺に転じれば、緑の葉っぱに春風が絡み合い、青い大空が広がっている。主権なきウクライナの悲劇に、国家国体主権のあり方を新たにするが、グローバル世界にあって、如何なる体制も私達の本懐に値するものは見当たらない。
仏心仏性の欠如を改めて痛感するが、日頃の精神鍛錬や修行では断ち切れない煩悩の深さには、その時折りの神仏に縋るしかない。
改めて、すべてに感謝したい。