寡欲

5月の連休も終われば、季節は初夏に向かってまっしぐら、庭の整備はほぼ終ったので、今日から冬の寒さで延期していたパーゴラ作りに取り掛かることにした。

見取り図は既に出来ているので、後は工法だが、ツーバイフォーで枠組みして組み立てていくか、それとも単管パイプで組み立てていくかだが、コストや労力、難易度もあるから、よく下調べして材料を調達しようと思う。

そんなことで、今日は以前に作成した青写真を片手に実寸法を計り直し、作業工程の見直しを行った。庭と畑では石やコンクリの掘起こしやハツリや土ふるいなど、ほとんどが力仕事で、材料の調達や加工がなかったから比較的楽チンで体力勝負だったが、これからは材質や寸法、それに下処理など結構専門的な知識もいる。面白いが素人にはハードルが高い。

それでも、既に楽天のお買い物マラソンで電動工具を買ってしまったし、一度も使わずメリカリで処分したら、妻に笑われるだけなので、とにかく「にわか大工」に頑張ろうと思う。

まあ何事も為せばなる。人生は実践行動あるのみ、惰性やマンネリに生きては勿体ない。暇は堕落の始まり、理屈と言い訳の日々は送りたくない。第一楽しくないし、夢も希望もないからである。

そんな訳で、妻には今回も「まあ次から次と…」と言われそうだが、それでもこれまで一度も真面に反対されたことはない。先日も妻の親しい知人にガーデニングやDIYに明け暮れる私について「旦那さん、これで終わればいいけどね…」と笑われたとか言っていたが、世間の目は的を得ている。

まあ、男はロマンがないとやりきれない。まあ道楽によいも悪いもないが、何でも度を越すと依存や支配に振り回され、運気にも見放されてしまうから、その辺の兼ね合い、塩梅が、労苦におけるユーモアのようなもので、必要不可欠な知恵ではないだろうか。

そんな想いに、今夜は山形からいただいた山菜を天ぷらにして食べようと思うが、天ぷらも度が過ぎるとアルツハイマーになると言うからちょつと心配だが、山菜は今が旬だから、上手に揚げて食べようと思う。

しかし、それしても、ウクライナ情勢は厳しいものがある。国の経済を資源に頼るロシアは中東の産油国と同じで、生活の安住安楽を領土の拡充、覇権による利権の確保に依存している訳で、日本のような工業立国とはそもそも根本的に思考パターンが異なる。しかし、そんな日本も最近は観光立国とか言われているから、いく末が案じられる。

まあ、手先が器用で、緻密な思考や技能に長けている日本人は、やはり「モノづくり日本」で生業を立てていくべきで、観光立国に甘んじていては勿体いたい。

それで、話を元に戻すと、ウクライナの戦場動画を拝見すると、ミサイルの撃ち合いで現実に兵士が死んでいるにも拘わらず、まるでビデオゲームを観ているようで、さらに何か品物のマーケティング紹介動画のようで、改めて戦争はビジネスであることを痛感する。

一発撃てば数百万から千万単位で儲かる訳だから、アメリカのロッキード·マーチン社などは戦場の兵士や民間人の生命など何処吹く風、長引けば長引くほど、笑いが止まらないのではないだろか。

まあ、人間社会は何処まで行っても「弱肉強食」、既得権益や利権にしか安住安楽の園は見当たらない訳で、正に悲しき性である。

そんな想いに、つくづく今あることに感謝し、寡欲への想いを新たにする次第である。

jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
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