平和への歩み

ロシアとウクライナの正教会が、この度の紛争から関係を断絶したそうだが、精神世界を奏する組織がこの様では目も当てられない。今日の教会が、聖書の精神を受け継いだものでないことが良く分かる。正に本音と建前が露呈し人間社会の本質が観て取れる。

兎に角、小競り合い、紛争、テロ、侵攻、侵略、戦争は武力を持って相手を捩じ伏せ、実効支配する訳だから、掛替えのない生命や財産を失うばかりか後世に恨みを残すことになる。正に「喧嘩両成敗」と言われる所以である。

賢者はそうなる前にその場を離れることに長けている訳で、悪魔の巧みな誘いに乗らぬことが一番である。まあ、今回の紛争がどちらの策略に端を発するものか分からないが、日本が真珠湾奇襲作戦を実行せねばならぬ状況に追い込まれたケースにも通じるものがある。

何れにせよ、紛争地域の被災者ほど気の毒なものはないわけで、武器や弾薬を送るより、戦争難民を受け入れ、自治体の職員として雇い入れたり、民間事業に手厚く補助して、日本で自活していける施策を速やかに実行すべきである。

戦地の状況や現実を具に知り、戦争の廃絶を日本国民の総意として、戦争難民への手厚い対策を求めたい。

ご案内のように、戦況は最終段階に入り東部地域でこれからかなりの犠牲者が出る。死ななくていい若者がたくさん出るし、その家族も悲惨なことになると思うと、思想や主義主張、大義名分など糞食らえ、権力や権威こそ人間の狂気の沙汰ではないかと思う。

何もかも自分に都合の良いようにしなければ満足しない人間の性、強欲の成れの果て、そもそも、自然界は人間の思考や権威や権力の範疇にないことは明白な事実であり、そんなことは庭先のガーデニングからも、端正込めた作物が悪天候や病虫害にやられてしまうことからも察し得るではないか。

さらに、どんなに親密な絆や関係性においても、やはり自立自存、全く完全一致はあり得ない訳で、思いどおりにならぬのが、現世穢土に暮らす人間の性である。

そんな想いに、遥か彼方の彼岸に住まう父母への恩寵を新たに、今日も誠心誠意頑張ろうと思う次第である。

jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
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