今日は肌寒く薄手のパーカーを羽織ろうと思ったところ見当たらない。心当たりを尋ねてみたが置き忘れはないとのこと、まあ、これも「厄落し」として諦めるしかないが、歳と共に探し物が多くなって困ったものである。
とにかく、探し物があるとどうでもいいものでも見つかるまで気になる。諦めて新しいのを買えばいいが、それが積もり積もると引出しがごちゃごちゃになってしまい、それがまた探し物の原因になる。
まあ、探し物をする時の心理状況を分析してみると、便利グッズに侵されている自分がいる。
その一方、断捨離やミニマリストに憧れている訳で、自己矛盾とご都合主義の成れの果て、我欲と物への依存から離れられない自分がいる。
そんなことで、楽しみにしていたブルーベリーはそれこそゴッソリ鳥に食べられてしまい、今日は悔しまみれに、トンカツ屋でロースカツ定食を鱈腹食べ、気持ちを切り替えた。
「権兵衛が種まきゃカラスがほじくる」まさにズンベラ節を地でいく体験をしたが、自然と調和して生きるには、それなりの覚悟が必要であることを改めて実感した。
まあ、何事も想い通りにいかぬ人生、全て成り行きとはいかないまでも、おおよそ方向性が見誤っていなければ由とする寛容と寛大さを忘れてはならないように思う。
改めて、全てに感謝したい。