改めてマイナンバーカードの真価が問われる事案である。実にお粗末な国家プロジェクトである。これから想定される活用事案に齟齬はないのだろうか? 不安になる。
国家存亡に関わる災害や緊急事態に使えないとなるとかなり厳しいものがある。恐らく戦争になれば、食糧や衣服などの救援物資の配布も想定される訳だが、通信インフラが破壊されれば何もできない。改めて、衣糧切符の出番となる訳で笑える。
そんな訳で、デジタルも必要だが、アナログも大事である。読み書き算盤は生活の基盤、しかもアナログでこなせる技量が問われる。
改めて、近代文明の脆さを痛感する。上辺の社会でなく、大地に根差した社会であってほしいと思う。
富裕層の暮らす街と被災地の現状は、あまりにも解離している。日本もいよいよ階級階層社会が現実味を帯びてきた。しかし、人の幸せはお金では買えない。天空に通じるにはお互いの自我の喪失にある。
改めて、今あることに感謝したい。