確かにこの動画のように、ミニマム生活を合理的に進める無駄遣いはなくなるが、平坦で新規性の乏しい毎日になってしまい、生活全般に亘って意欲がなくなってしまうことは、コロナによる3年間の自粛生活からよく分かる。コロナが従前の生活を見直す切欠にはなったが、そのままミニマリストになってしまったら、それこそ無味乾燥の人生を送ることになってしまう。
同様なことは大流行の健康食にも言えることで、農薬や添加物混じりのものでも、それなりに承知して食べる大らかさがなくては、それこそ、つまらない食生活になってしまう。そんなことから、世間はどうであれ、感染症は免疫力を保持し、そろそろ以前の生活に戻ってもいいように思う。
そんな中、今日はお天気が芳しくないので「世界遺産」のシリーズものを観ながら、妻の作るサンドイッチを食したが、チュニジアのカルタゴ(チェニス)の遺跡には惹かれるものがあった。世界は広い。風光明媚なところは数知れず、やはり旅は新たな自分を取り戻す手掛かりになるように思う。
新たな出会いと別れの季節を迎え、人間の営みの本質を問いたいと思う。