簡単なノリで学歴詐称をしてしまったのだろうが、学歴がその人物をはかる基準でもあるから、主席卒業が嘘なら極めてうまくない。これまで、パートナーを介して政界を渡り歩きここまでのし上がってきた手腕は大したもので、それなりに認められる。
まあ、カイロ大中退でチャレンジして当選するかどうかやってみればいいと思う。学歴など過去の遺産、一種の見た目や見栄に過ぎない。そんなものに振り回されること自体に民衆の愚かさがある。
そんなことより、東京が抱える課題解決のロードマップを比べて、嘘のない候補者を有権者は選ぶべきである。イメージに頼らず選挙公報で、共産党主導の蓮舫さんや故石原都知事が後継に言及した田母神さん、それに石丸元安芸高田次長などの主義主張を拝察してほしいと思う。
嘘も方便、時に優しい嘘は人間関係の潤滑油になるが、人を貶める嘘や詐欺や利益誘導に当たるような嘘はうまくない。まあ、政治自体がそんなハッタリが必要な要素があるから仕方ないが、少なくともその嘘が市民庶民のためなら許される要素はあると思う。
都知事選をモチーフに今日の民主制の有り様を考えてみたいと思う。
それにしても、今の日本のマスコミやマスメディアはジャーナリズムの本質を欠いている。真面な市民意識形成に至る報道に徹してもらいたいと忠心よりお願いしたい。