想い

「人間は考える葦である」とは、パスカルが「パンセ」に残した名言である。デカルトは、すべてを偽とする中で、自分だけはなにものかでなくてはならないと言う確信を、「われ思う、ゆえに我あり」という言葉に託している。

共に、私達の思考や想いを書き残した名言であるが、「なぜそう想うのか」という問いの解にはなっていない。私としてはそれが問題なのである。想いは果てしなく、いくら語っても語り尽くせないからである。

人は、想いの中に生きている。しかし、その想いはやっと手にした愛をも超える想いである。私達はその想いの中に何を求めているのだろうか。さらなる快楽であろうか、それとも永久の安らぎや癒しなのであろうか。

想いを語り共にする喜びは、何事にも代えがたい。しかし、その想いは取り留めもない。なぜ、そう思うのか分からないのである。欲張りと言われれば、それまでであるが、生きている限り、想いは果てしなく尽きることはないことだけは確かである。

そんな想いを共にして、日常をクリエイティブに生きていけたらと想うのである。

jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
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