猛暑

連日40度を超える猛暑が続く。我が家のワンちゃんもかなり参っている。でも、時折やってくる郵便配達や宅急便には相変わらず凄い剣幕で吠えまくる。その都度静止するのだが、こちらの方が熱中症になってしまう。

そんな日常に、家で少しゆっくりしていればいいのに、どうもじっとしていられない性分で、先週は「お台場合衆国」に出掛け、週半ばには「神明の花火大会」と遊び呆け、この日曜には、余りにも熱いので、食事を兼ねて県立美術館に「オランダ・ハーグ派展」を観に出掛ける始末である。

猛暑のためか、日曜にも拘わらず美術館は空いていた。ゆっくりランチしてレストランを出ると、ロビーから何やら歌声が聞こえてくる。外は焼け付く猛暑である。涼しさと心地よいピアノの調べとマイルドな歌声に、時ならぬ安らぎの時を得た。

イタリアの愛の歌や石川啄木の「初恋」など、結構僕好みの曲目でラッキーであった。演奏会場の雰囲気もよく、ピアノの音もきれいに響く。歌い手は偶然にも妻の知り合いで簡単な挨拶を交わして、作品展に向かった。

美術館なので館内は静かで涼しく、片手にノートを持つ夏休みの親子連れに付き添う学芸員の話を時折聞きながら、オランダ・ハーグ所蔵の作品や定番ミレーの作品をゆっくり観て回った。絵画は特に好きな訳ではないが、少しでも先人の想いが分かるように機会があれば接するようにしている。

暑い日には、ゴッホの強い黄色のタッチの麦畑が脳裏に浮んだり、富士山は北斎の「赤富士」であったり、綺麗なブルーはフェルメールの少女だったりすることもある。まさに、想いは果てしなく尽きることがない。さらに不思議なのは実体験がないのに、北極も南極もイメージできるのである。

そんな自由な想いが、この窮屈な身体に押し込まれ、時空の制約を受けていること自体、深く考えると引き受けがたい。窮屈千万、日常が退屈になるはずである。何処かアラビアンナイトに出てくる壺に押し込められた巨人のようである。何時何処で誰が壺の蓋を開けてくれるか分からないが、自分では開けられないことだけは事実である。そんなことを考えながら、休日の午後を涼しくゆっくりと過ごした。

時の流れは速い。今日から甲府ではお盆である。お盆が過ぎれば、コオロギが鳴き出し秋がやってくる。猛暑も終わに近い。残る猛暑日を、高校野球や石和の花火大会に遊び、往く夏を堪能したいと想う。

ロビーコンサートは日曜の午後に開かれている。
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jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
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