先週の1月30日（土）に、南アルプス市の桃源ホールで「南アルプス桃源童謡の会」が主催する第28回NewYearConcertが開かれ、しばし童話の世界に遊ぶことができた。
このコンサートは、小学生から96歳の高齢者に至る市民合唱グループによる恒例のイベントで、演目であるミュージカル「赤ずきんちゃん」は、すべてがメンバーの手作りで、学校の学芸会の域をでないが、実に微笑ましい暖かいムードに包まれ、降雪が予想されていたにもかかわらず、客席はほぼ満席であった。
特に、60歳台が1人もいない高齢者からなる合唱グループ「しらねフレンドコーラス」の皆さんが、歌詞カードを見ることもなく歌う姿にはいつもながら感動した。聞くところによると、日々日常の仕事の合間に歌を歌っては歌詞を覚えているそうで、皆さん大変な努力家である。簡単なように見えても、なかなか歌詞と言うものは覚えられないもので、いざ舞台で歌うとなると緊張して「白飛び」してしまうことも多々あるものである。
まあ、ボケ防止や認知症に、歌を歌うことは腹式呼吸で口を大きく開けるので、唾液が出て滑舌も高まり、さらに抽象的な歌のイメージの世界に想いを寄せることから、脳や心の働きを高め効果抜群で、高齢者の健康保持にはもってこいの趣味と思われる。
私は歌うのは苦手なので、もっぱらカメラを片手に黒子に徹しているが、皆さんのすばらしいパフォーマンスから元気をもらい実に楽しいコンサートであった。これからも、少しでも皆さんの熱演に応えられるよう、カメラワークを極め、私なりに皆さんと想いを共にしていこうと思う次第である。
なお、当日の様子は、このウェブサイトの固定ページ What’s Newから、又はChorus桃源童謡の会から、ご高覧ください。
