写真

品川キャノンタワーにて

品川キャノンタワーにて

ご案内のように、最近は写真や動画はRAW画像で撮影してPhotoshopやダヴィンチディゾルブで加工するのが、ハイアマチュアやプロの間では一般的になっている。つまり、自分のイメージに合った画像にエフェクトを掛けて作り変えてしまうわけで、その最たるものは、ゲーセンなどにあるプリクラである。

もっとも最近のカメラには美肌モードやスリムモードなる機能も備わっていて、実物より細く美しく映るカメラも存在するし、インスタなどのSNSにアップする画像もエフェクト加工されたものが多い。

さらに、最近は、スマホの中にはレンズが複眼になっていて、いく枚かの画像をAI技術によって重ね合わせて一枚の写真にするものも登場し、高額な一眼ミラーレスより見栄えのある写真が撮れる。中には5眼と言ったものまで登場し興味を唆られるが、見方を変えれば、複眼的に物事を捉えているとも考えられるから、こちらの方が本来の写真に近いのかも知れない。

しかし、写真くらいならまだマシだが、人間の欲望は切がなく、プチ整形に始まり、性転換手術まで今日的には別に珍しくなくなってきた訳で、中国では遺伝子操作によるエイズに耐性を持った2人の赤ちゃんが誕生して、一大センセーションを巻き起こしている。

まさに、デザインbabyの誕生であるが、京都大学の山中伸弥教授のIPS細胞の研究による再生医療などへの期待も大きい。

シミやシワ、肌のクスミやタルミから白髪や薄毛に至るまで、見た目やイメージが先行する世相を反映して、美容化粧品や健康食品やサプリメントへの需要が増えており、今や健食サプリメント市場は1兆5000億規模と言われる。

程度の差こそあれ、思い通りに自分をデザインして楽しんでいる訳で、その極めつけが、人体改造サイボーグ、デザインbabyと言うことになるが、将来そんなテクノロジーが確立されたとしても、親たちの偏った考えから産み出されるデザインbabyには、恐ろしいものがある。

しかし、そんな綺麗なものや美しいものや優れたもの(?)への私達の憧れには、現実を離れ夢幻や幻想の世界に生きるようなところがあって、お化粧やファッションに始まり、歌劇やバレエや歌舞伎なども、そんな想いを満たしてくれるものだと思う。もちろん絵画や彫刻や音楽や写真なども、さらに旅行なども厳しい現実から離れ、自分の想いに浸ることがモチベーションになっているものと思う。

そんなことを考えると、私達は結局のところ、何か夢やまぼろしや幻想に生きているようなところがあって、「愛しの君が果ては…」となる現実に、何としても諦めきれない想いが、日々日常の原動力になっているような気がしてならない。

事実、政治家や宗教家、作家や学者、音楽家やスポーツ選手や芸能人など、夢や幻を形にする仕事をしている人の方が、世間的にも評価され脚光をあびているし、仮に農業をするにしても自分なりのビジョンを現実に形とすることに挑戦しなければ、単なる苦役に終わってしまい、生きる意味も実感できない訳で、そんなことを考えると、やはり、大それた夢や希望や幻想でなくても、私達は自分の想いを大切に素直に生きていく方が、私たちの本質に叶っているような気がする。

まあ、愛も人情もあると信じればこそ頑張れるところもあり、その一方、ビジネスライクにドライに利用されることもあって、想いや理想や現実のギャップには何とも言えないものがあるが、ここで今日の日韓関係を紐解くと、コンプレックスによる嘘インチキ幻想過多の整形民族である朝鮮民族の生き様に対し、幻の愛や人情に縋り僕直に誠実に耐え忍んで生きる日本民族との差の良し悪しはともかく、基本的には描くビジョンに差があるだけの話で、簡単に言えば文化(精神文化)の差である。

そんな想いに、今年の春も、カメラ片手にお花見行脚して、野立て桜に己れの想いを重ねてみようと思う次第である。

jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
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