分断

都市伝説、陰謀論、カルト宗教、政府やマスコミによる情報操作、教育による洗脳、どれをとってみても私たちの不安を煽り立てるものばかりで、人々の心を疑心暗鬼にさせ対立と分断を招いている。

さらに、度重なる政治家の疑惑から、政治への不信が高まり、総務省によると、今月の22日、21日投開票された統一地方選後半戦の市区町村長選、市区町村議選の平均投票率は、59市長選の平均投票率は前回より3・03ポイント低い47・50%で過去最低となり、初めて50%を割っている。

さらに、283市議選も45・57%と過去最低を更新、48・62%だった前回に引き続き2回連続で50%を割り、東京特別区の20区議選においても42・63%と前回比0・18ポイント下回る惨憺たるもので、有権者の関心の低さが伺い知れる。

まあ、 市民の45%前後の人から信任を得た代表が地方の政治を動かしているわけで、 これでは民主主義が正しく機能しているとは言えない。

また、国際政治に目を転じても、対話と協調が求められるにも拘わらず、全く信用できない駆け引きが続いている訳で、その最たるものは北朝鮮や韓国の醜態である。まあ、変化の時代とは言え、常に自分に都合の良いように事実を圧し曲げたり、勝手に史実を書き替えたり、歴史観まで捏造してしまったら、もはや対話にも協調にもならない訳で、つくづく誠意や誠実の尊さを痛感する。

しかし、それにしても、人間社会は政治にしても宗教にしても金融にしても、私達を自由にするどころか、縛り上げ支配する道具に成り下っている訳で、学術や文学、文化芸術やスポーツまでもが良からぬ勢力に利用され、本来私達の心を開放すべきものなのに、多くのものがエンタテインメント化し金儲けの道具になってしまっている訳で、今日、私達の心を純粋に解き放ってくれるものは数少ない。

まあ、「人を見たら泥棒と思え」ではないが、オレオレ詐欺から孤独な心につけ込むいろんな誘いや勧誘があり、とにかくそんな連中に目を付けられないためにも、人と交わるには人を見極める眼力を養う必要がある。それには、常に自分が自律し他者と一定の距離感を持って誠意ある付き合いに徹することに尽きるが、そうすれば「 類は友を呼ぶ」ことから、そんな邪悪な連中は付き合い切れずに、彼等の方から立ち去って寄りつかなくなるからである。

しかし、その一方、世の中にはいろんな人がいるから、疑い出したら切りがない。「バカとハサミは使いよう」なので、その辺は好き嫌いに拘わらずどちらにも100%偏ることなく、許容範囲内でつきあっていけばよいと思うが、統一地方選挙の結果を踏まえると、今日的には45%程度の関係性しか結べない寂しい時代なのかも知れない。

そんなことから、既に気心が知れた家族や仲間ほど大切なものはない。何年にも亘って培ってきた信頼の絆はそう簡単には壊れないし、心底から気に掛けてくれたり語ってくれたりするのが何よりも嬉しい。私的には、そんな関係性に甘えることなく日頃から精進して、いつまでも期待を裏切らない人間でありたいと思う。

何れにせよ、私達は不信と不安の中には生きられないから、社会の権威やシステムはそこそこに信頼して、自分なりに日頃の出会いを大切にし、見識を高める努力だけは怠らないようにする事が大切ではないかと思う次第である。

jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
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