流浪の民

都内に5000人いると言われるネットカフェ難民が追いやられる「本当の行き先は…一時的にビジネスホテルなどに無料で宿泊してもらえるとの情報は眉唾で、本当は生活保護受給者を中心に受け入れる無料低額宿泊所」だと言うから、驚きである。

なぜなら、無料低額宿泊所は通称「無低」と言われ、生活保護受給者を中心に大部屋に2段ベッドを並べたり部屋を小さく仕切って、引きっぱなしの布団に寝かせるといった劣悪な環境の施設が多く、悪名高き「貧困ビジネス」の温床となっている施設である。入居者の生活保護費のほとんどが持っていかれてしまうシステムらしく、福祉行政のあり方が問われる。まあ、簡単に言えば、「渡る世間に鬼ばかり」、職業は転々としても、日銭を稼いで自分なりの「ねぐら」を持たぬと、もとんでもないことになる。

そこで、そんな視点で世間を見渡すと、嘘偽りや偽善や自己矛盾の中にあっても、それなりに許し合える関係性を持たずに高齢になってしまう人も多く、生きることの難しさを痛感する。

まあ、人生はお先真っ暗、何があるかわからない。それでも信頼の輪を守り抜く努力を怠らない方がリスクヘッジになると思う。しかしながら、今回のコロナパンデミックは、私たちの生活自体がシャットダウンされてしまうわけで、9年前の東北大震災に酷似したものがある。

外部との接触が7割極力8割減るとなると、それだけ経済活動も低迷するわけで、そんな生活環境に生きるとなると、それなりにライフスタイルの見直しや商売替えも考えないといけないからである。

要するに、家に閉じこもって、ダラダラと遊んでいればいいわけではない。それなりに、これからの生き方を誰もが考える必要があると思う。

そんなわけで、人任せ、お国や自治体任せでは、いく末はネット難民である。弱肉強食、搾取に搾取を重ねる社会ではあっても、それなりに正義があってほしい。

そんな思いに、微かではあるが、愛と正義と勇気に望みを託し、頑張ろうと思うが、それにしても、音楽は救いである。感謝したい。

 

 

jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
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