温かさ

ズームや LINE でやり取りしても 初めは新鮮に思えても何か物足りない。やはり、生身の人間同士が面と向かって必要な情報をやり取りするのが、心身共に健全に暮らす秘訣のような気がする。

対面して話せば、声の上げ下げや響き、身なり服装、表情や身振り、匂いなど、人によっては何処か独特の雰囲気もあって、そんな処に、電子媒体では伝えきれないものがある。

一説によると、食もその実態は、分子レベルで、食物の持つ分子と腸内細菌や人間の細胞同士が情報をやり取りすることを言うらしく、異性との交わりも、光や電磁波も、音やテレパシー、さらに皮膚感覚や匂いなども、個体が生きていくのに必要不可欠な情報交換ではないかと言う。

まあ、それほど人間は複雑多岐な情報を必要としている訳で、 五感では間に合わず、さらに六感でカバーして物事に対処するようになると、まさに王道を極めたことになる。

そんなことから、巷に流布するコロナに打ち勝つ食事法について、深掘りしてみたが、それこそいろんなアプローチがあって、結局のところ、どんな食事法がいいのか見えてこない。

タンパク中心の糖質制限がいいとか、野菜や果物中心の菜食がいいとか、肉や魚や乳製品は消化の過程で体内に毒素を生じるとか言うし、反対に身体に良いものも毎日食べ続けると毒になると言う見方もある。

そんなことだが、私は普段から 1日30品目 なるべく同じものを食べないで、多品目を少な目に食しているが、 それなりに元気である。私的には、こだわればこだわるほど不健康になりそうな気がするわけで、コロナ禍に伴う諸先生方の免疫強化の栄養指導も完全無欠とは思えない。

まあ、何事も信じ込まない、執着しない、成り行き次第と思えば、当てにならぬ寂しさもあるが、それなりに気楽さも手伝い、今の自分がある。そんな確信も確証もない浮草のような人生に、信用信頼も乏しいが、そこは隠居の身だからこそ許される。ひと頃は「武士は喰わねど高楊枝、武士に二言はない」などと、馬鹿の一つ覚えに、かなり無理をし窮屈な生き方をしていたように思う。

そんな訳で、今日も1日が終わる。午前中アマゾンから洗面台が届き、馴染みの水道屋さんがさっそく取り付けにきてくれたが、これで一応水回りは解決した。しかし、輸送中に洗面台の陶器が緩衝材不良から3回も破損し、4度目にしてやっと届いたが、なんと手元に届くのに約1ヶ月を要した。アマゾンとしても困り果てた末に、500円のポイントを沿えてお詫びのメールが届く始末、まあ、佐川急便のドライバーも幾度となくやってきたので親しくなって、今回は荷物を玄関先でなく、設置場所まで担ぎ上げてくれた。

そんなことで、お互い三者三様に気持ちが通じ合い、この世知辛い時代に、久々に温かいものを感じた。全てに感謝したいと思う。

jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
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