病理

これだけ実体経済が疲弊しているのに、何とか経済が回っているのは、日銀が株を買い支え政府が金をばらまいているからで、異次元にお金を刷り発行して、市中にお金が有り余っても投資先がない状況下にある金融経済の末路はバブル破綻しかない。

そもそも、政府の借金を誰が負担するのか、外国の投資家か? それともニーサにほだされて株式投資している個人投資家か? いずれは、みんな国民のつけとして回ってくる。

さらに、マクロ経済スライドにより年金支給額が減額されているのに、年金介護医療などの社会保障負担額は増額されている。

「生涯現役」等とほだされて働き続けても、年金を貰う頃には身体がボロボロになって、しかも働いた分だけ社会保障負担額は増える訳で、巧妙な官僚の悪知恵には恐れ入る。

私達団塊の世代は辛うじて隠居生活しているが、多分定年が延長されてくると、先ず以て隠居生活はできなくなると思う。まあ、生涯毎日身を削って働きずくめ、それも気持ちよく働ける場所ならいいが、ブラック企業的なパワハラ、セクハラに耐えながら、自分の立ち位置に怯えながら勤めていては、身が持たない。

その挙句の果てに、病気になって病院では、何のために働いてきたのか分からなくなる。まさに地獄である。

まあ、不安要素をあげればきりがないが、そんな環境にあっても、日はまた上がるし、小鳥のさえずりを聞けば、心は晴れ晴れ、新たな活力が湧いてくる。

そんなことで、今日も1日頑張ろうと思う。やりたいことがいっぱいある。朝の掃除に始まり、ガーデニングやDIY、それに、料理もいろいろ考えると楽しい。そして、今日は解体業者が見積もりに来る。楽しみである。

すべてに感謝したいと思う。

この人も、私が学生時代の頃は、東京銀座の「銀巴里」と言うカフェで、シャンソンを歌っていた。三島由紀夫や全学連など、まだ日本が何とかなる、自分たちの力で変えられると思っていた時代である。戦後の自由民主主義も、巧妙な画策の中にあったとは知るべしもなかった。所詮世の中は、嘘偽り、虚構の産物である。「人を見たら泥棒と思え」は極端だが、社会常識や通念において、お互い騙し合っている意識もないところに、今日的な社会の病理がある。無知無明の為せる業、生業(なりわい)に生きる苦悩はいつの世にもつきまとう。共に頑張ろう。

jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
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