老化

ところで、今日は朝ブログを書いていて、なんとしても思いだせない名前があった。吉本ばななのお父さん吉本隆明である。三島由紀夫と同世代、影響受けた人物である。

そんな風に、名前が思い出せなかったり、ついさっきまで手にしていたものが、わからなくなって、探し回ったり、とにかく歳をとると身体機能の衰えは隠し切れない。

ところで、今日は非常に変な日で、解体業者が見積もりに来てくれたが、うらの家の解体なので、前の家の東電の電気メーターがトラックの出入りに邪魔になると言うことで、移設することになり、私が東電に電話することになった。

それで、スマホで電話番号を調べて電話したところ、なかなかつながらない上、やっと繋がったら、スマートグリッドのほうにかけてくださいと言うことで、そちらに電話をしたら、こちらもなかなか電話に出られなくて、やっと出たところ、何やら非常に聞きにくい。

それで、何回も聞き取れない旨を話したが、どうやらマイクが口先にないようで、そんなことは以前パソコンでヘッドマイクを使っていたので様子はよくわかる。何回もそんなことがあって、ちょっとカチンときた。

そして、3月に深夜電力契約を解約して、東京ガスの給湯器に変えたが、その時深夜電力メーターをそのままでも差し支えなかったので撤去しなかった。もちろん撤去もできる。

それで撤去を申し出たところ、深夜電力メーターの撤去は承りますが、今ご使用の電気メーターの移設は街の工事店にやってもらって下さいとの話しだった。

私とすると、外の電柱から電気メーターまでは東電の領域なので、しかも、2つのメーターが同じ壁に並んで設置されていることからしても、同時に撤去と移設をしてくれるものと思っていたが、移設については街の工事店に頼んでくれとの話だった。

それも、私がしつこく聞き返したから貰った回答で、その前は電器店の紹介案内電話番号を教えるから、そちらに電話してくれとの話だった。

とにかく、まどろっこしくて、最初の電話から1時間半もかかった。それで、私もついに切れてしまって、なぜそうなのか理由を聞いてみたら、私はコールセンターだからわからないと言うので、上司への取り次ぎを申し入れたら断られた。さらに、東電の工事担当への取り次ぎも断られた。それで、ついに導火線に火がついて、怒鳴ってしまったところ、地元の東電の工事担当から月曜日に電話をもらえることになった。

まあ、原発事故にしても、一説には水爆の原料プルトニウムを秘密裏に生産していたとの話もあるが、何か変な会社である。電気メーター1つ移設するにも、こんなにタライ回しと回りくどい手続きは、実に不愉快で、カスタマー目線にないサービスである。独占的な事業者なのだから、もっと分かりやすく簡略化すべきだと思う。

そんな訳で、久々に怒りの導火線に火がついてしまった。だから、団塊の世代は嫌われるはずである。怒鳴ってしまい、非常に後味の悪い思いをした。それにしても、メーター1つ動かすのに、電話を何回かけ直したかわからない。

便利なようで不親切な社会、それが私たちの未来だったら、そら恐ろしい。多分、プレゼンのパワポのような定型的なニーズに対してはマニュアルが決まっていて、それ以外の事は知らないと言ったことなのだろう。

責任ある仕事とは何を言うのだろう。あまりにもずさんな対応に、仕事に対する熱意と工夫のなさを垣間見ると同時に、日本の将来像が霞んで見えた。

もし、このようなパターン化したサービスが、介護サービスで行われているとしたら、人間が人間でなくなり、機械になりロボットになったことになる。

きたるべきAIの時代の理想の人間像は、もしかするとこのようなパターン化した人間を言うのかもしれない。

その意味において、やはり、東電はスマートグリッドなのかも知れない。今後のご活躍とご健勝に多くを期待したいと思う次第である。

jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
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