視点

今日から7月、オリンピック開催まで22日、政府は威信をかけて、なんとしてもオリンピックを開催するつもりらしい。現在でも蔓延防止リスクに赤信号が点滅しているのに、世界中からお客さんがやってきて、しかも10,000人以上も一同に会して、競技を観戦するなど、狂気の沙汰である。

確か、コロナウィルスの発生以前に、イタリアのベネチアで、大型船で市内観光に訪れる中国からの観光客によって、ベネチア市の下水道が機能しなくなって、下水が街に溢れ、生活環境の悪化が問題になったことがあったが、それもコロナウィルス感染拡大によって、一気に解消された事はご案内の通りである。

さらに、航空機の離発着も大幅に減少し、イベント等も中止され、世界中の人々が自粛生活をしたことから、地球環境も何某ら改善されたものと思う。

世界人口70億を超える今日、地球は人類の生活を支える水や空気や食糧などの生活資源の枯渇が想定され、もはや限界に達している。

大気や河川の汚染や森林の崩壊はさておき、地球温暖化やCO2削減には、人によっては、異説を唱える人もいるが、確かに変な時期に台風が来たり、集中豪雨があったり、地震が頻発したり、四季の変化が平坦になり、時期が曖昧になったり、私のようなボンクラでも、生活環境の異変を感じる。

そんな状況下に、コロナウィルス蔓延による生活自粛は、ある意味において、自分らの今までの生活を見直すきっかけになったわけで、これを何が何でも元の生活に戻そうとするのも考えものである。

確かに、いろんなことで不便はあるが、考えてみれば、これまでの生活が、生産性や利潤をあまりにも追求し過ぎた結果、大気や水などの生活環境の悪化だけでなく、農薬や食品添加物などによる健康被害なども報告されるようになってしまい、アメリカではガンや心臓病で亡くなる人より、医療行為の進歩による死者の方が多いと言う、皮肉にも悲惨な状況にあるらしい。

まあ、人類の浅知恵の結果末路だが、見方を変えれば、コロナによって人々の往来が少なくなり、男女の自由奔放な恋愛も制限され、結果的に人口減少になれば、それもまた自然の摂理で、枯渇した資源をめぐって戦争するよりマシである。

まあ、コロナに関しては、無理をして変なワクチンを打つより、私的には自然に消滅するのは待つのがいいと思うが、いちど止まった貨幣経済の歯車をなんとしてでも元に戻そうと必死になっている人もいるわけで、この辺の現実的な兼ね合いが難しい。

極論すれば、貧富の差を是正し、誰もが等しく貧しく生活していけば、生活環境の悪化も改善され、もう少し心豊かなゆったりとした安らぎのある生活が出来ると思うが、甘いかな?

そもそも、離婚3割、LGBTから、簡単な整形美容ならともかく、極端な性転換手術など、さらに精神面や心理面において、無理矢理男が女に、女が男にならないと生活がままならぬ社会と言うのも、妙な社会である。

まあ、今の時代、ありきたりの普通の男や女であること自体が難しく、人それぞれに変なこだわりに終始しないと、生きられない社会にあることも可笑しな社会である。

そんな世相に、私的には「創られ搾取された生き甲斐」や「他人の人生」に生きることの愚かさに社会全体がもう少し賢くなるべきだと思うが、人によってはそれ自体を認証できない、自覚できない人もいるから、事は深刻である。

まぁ、世間の常識や社会通念や、仮に権威筋の情報も頭から信用しないで、いろんな視点から、実用的に更なる気持ちで受け止め、よく自分で考えた方がいいように思う。

そんな訳で、今年も今日で1年が半分過ぎてしまった。社会通念的には、あまり面白みのないつまらない生活を強いられたように思うが、その辺の視点も今一度見直す必要があると思う。

いずれにしても、今あることに感謝したい。

jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
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