抗生物質が身体に良くないことは、今では常識であるが、それは、1種のカビである抗生物質が当初は効果を発揮できても、そのうちにそのカビを上回るカビが体内で繁殖して、その効果を打ち消してしまうからである。
簡単に言えば、人工物は自然界のものに淘汰されてしまうと言うことで、今回のコロナワクチンも、元がコロナウィルスと言う人工ウィルス(人工物)をそれこそ正真正銘の人工ワクチンで退治しようと言うのだから、ちょっとその辺に無理があるわけで、人工物で人工物を退治しようとしているところに本質的な過ちがある。
逆説的に言えば、コロナワクチンが新たなウィルスの発生源になっているかも知れない訳で、その辺をもう少し深掘りしても良いのではないだろうか。
また、最近世界中で大雨による災害が多発しているが、そんな現実を踏まえてみても、温暖化や都市開発などの人工物がいかに自然界の働きに脆弱なものかよくわかる。
そして、さらに言えば、近代文明や文化は人間の野心や欲望を満たす嘘偽り虚構の産物で、自然界の掟に反するものであるからして、当然に常にその掟の脅威に晒されている訳で、今日的な安全、安心、便利快適といった生活インフラが、自然災害でいとも簡単にその機能を失うことはご案内の通りである。
まあ、当初は人工物は素晴らしいものに見えても、自然界の掟に反する限り、いずれは自然界の働きに淘汰される運命にある訳で、そんな事象が、行き過ぎた人工物が溢れる今日的な世界の惨状ではないかと思う。要するに、歯止めが効かない物欲に問題があるように思う。
そこで、ここは今日的な生活欲求の根本をなす「生活環境」を深掘りしてみると、それは太陽や空気や水や食べ物であり、私たちの身体は身近な生活環境と一体なものであって、身の回りのものから出来上がっていることがわかる。言い換えれば、身近な田畑で採れた米や野菜や果物が、形を変えて私達の身体になっている訳で、生活環境が大切さよくわかる。
つまり、埃っぽい湿っぽい部屋にいれば、カビやばい菌でいっぱいな空気を吸い込み、そんな風な身体になってしまうわけで、風通しが良く日当たりがよく、清らかな水と新鮮な空気に包まれた生活をしていれば、自然と外界と調和して、毎日清々しい気分で過ごせる健康的な身体になるのではないかと思う。
毎日物欲に支配された嫌な人間と接していれば、自然と「自然と相反する卑屈な人間」になってしまうわけで、身近に接する人との関係性や組織や社会との関わり合い方も大切である。
しかし、そうは言っても、世の中全てバランス、調和とハーモニーであって、今日的に社会がギクシャクしているのは、個人の恒常性と社会や組織が求める目的や方向性(効率や利潤)が極端に異なっているからではないだろうか。
つまり、物欲物質主体の貨幣経済意識が骨の髄まで社会に浸透し、自然への調和意識を失ってしまっているからで、今回のコロナパンデミックは自然災害と言うより、人災の上塗りをしているような感じがする。
次から次へと変異するウィルスに追いつく暇もないワクチンの現状は、常に移り征く諸行無常の世界にあれば当然の成り行きであり、いくらエビデンスがあるといっても、遠いイギリスやアメリカの事例が、生活様式や食文化が全く違う日本に当てはまるわけがない。そんなことから、それらの情報は参考程度に聞き流し、あくまでも身近な生活環境や自分の直感力を信じて生活するのがいいと思う。
まあ、何事も気が進まない事はやらないことで、特に身体に良いと言われても食べたくないものは、控えた方がいいと思う。
ドラッグは言うに及ばず、栄養剤やビタミン剤やサプリメントなども、いっときの対処療法としては効果があっても、基本的に毒物で有害であるから、この種のものは長期継続使用は控えた方が無難である。
まあ、骨を強くしたかったら、ビタミン剤や変なサプリに頼らず、太陽の光の下で身体を動かす方がマシであり、しかもお金がかからない。
そんなわけで、オリンピックもあれよあれよと言う間に終わってしまい、お盆もあっと言う間に明けてしまい、一昨日の夕刻には送り火を炊いて、また来年ご先祖様や愛犬たちに喜んで帰宅してくださることを、二人してお願いした次第である。
まあ、何年かすれば、私達夫婦もそちらに行く定めだが、誤った社会の方向性が個人の幸福感や尊厳を大きく傷つける今日的な社会には、つくづく不安を覚える中、孫たちが人間らしく豊かに過ごせる社会を少しでも残してやりたいと思う。
そんな想いに、梅雨時は思わせる連日の雨には閉口するが、気持ちを切り替え、今日もすべてに感謝して頑張ろうと思う次第である。