連日の豪雨から一転して、熱中症が心配される猛暑が続く。いかにコロナや熱中症に負けない体力を維持するかが課題である。
特に炎天下での作業は、体力の消耗が激しいから、適当に水分を摂りながら、休み休み午前中に作業を終えるようにしたい。
そんなことから、昨日は草刈り機と草焼きバーナーで、廃材の間で手を付けられなかった雑草を一網打尽にしたが、土曜日で早朝からの作業が出来なかったので、かなり体力を消耗した。
しかし、その甲斐あって、見栄えと共に気分も爽快になって、作業が終わりシャワーを浴びて涼んでいると、近所に住むインド人の奥さんが、茄子とオクラを持って訪ねてきた。様相が一変した我が家の様子に、解体現場を隅々まで観て周り、とても気に入ったらしく、またお茶でもしに来るからとか言って帰って行った。まあ、インド人は肉食がタブーだから、レンズ豆のカレーや魚介類のバーベキューや焼き芋程度しかできないが、お茶や野外ランチを、様子をみてやろうと思う。
ところで、解体工事で使用した防塵シートが、東側の路地から丁度いい感じの目隠しになっており、調べてみたところ、結構単管パイプを使った防塵シートが目隠しに利用されている。張り替えも安く済むし、今使われている単管パイプは、ホームセンターで売っている薄手のものとは違って、足場用なのでしっかりしている。そんなことから迷いに迷った結果、撤去せずに残してもらうことにした。
そんなことで、後はコンクリや石ころの搬出と整地、畑の土の搬入で工事は完了するが、それからが、私としては本番、いよいよ構想を練ってきた「小屋作り」が始まる。
聞けば、木材の粉塵は肺がんの要因だと言うから、手袋やメガネやマスクは必需品、飛び散った粉塵対策もしっかりして安全対策を万全にしていこうと思う。
あせらず、あわてず、ゆっくりと時間をかけて楽しみながら、生活環境も自分の身体の1部と心得て頑張ろうと思う。
ちょっと大げさだが、コロナの巣篭もり生活から得た「身体と生活環境との一体感」は、家相風水や、自炊やお掃除などの家事労働から学び気づいた貴重な実感である。
言い換えれば、コロナ感染を契機に、私たちの身体が如何に周囲の生活環境と密接な関係にあるかを知った訳で、飛沫感染に始まり、対面する人や動物との呼吸を通してのやり取り、周囲に拡散する埃りやカビ胞子や湿度や気温、波動や光や電磁波などの身体への影響を知るにつけ、やはり近代物質文明は、余りにも便利快適性を追求し過ぎて、返って生活環境を悪化させてしまい、それが私達の身体にかなりの負担と負荷を強いることになっていることは、ご案内の通りである。
これも、偏に自分中心的なエゴが織りなすカルマであって、己と外界との関係性を無視し、結界を設けることによるもので、大自然の一体性を無視した天罰でもある。
仮に庭をコンクリで被ってしまえば、雨の日など足元も濡れずに済むし快適だが、その一方、地面と身体の電気的な情報のやり取りが遮断されてしまい、慢性的な体調不良に陥っていることも指摘されている。
そんなことから、ガーデニングも時には、手袋なしで土に触れるのが良いと言われるが、お風呂や料理などでも、シャンプーやリンスや洗剤を多用するのも考えもので、流してしまえばきれいさっぱりどころか、マクロ的に捉えれば、それはめぐりめぐって自分の身体に悪影響を及ぼす生活因子として降りかかってくるわけで、改めて私たちの身体が生活環境と一体であることを思い知る必要がある。
そんなことから、具体的な取り組みとして、まずは自分が1番居心地の良い場所を家の中に見つけ、そこから次第にその領域を広げていき、最終的には無理のない人間関係の構築につながればいいと思う。
まあ、何事も無理は禁物。楽しみながらゆっくりと、物質至上主義や貨幣経済システムの奴隷にならぬ気概を持って、安売りやポイントに惑わされず、本当に必要なもの、掛け値ない掛け替えのない関係性にスポットを当て、大切にしていくことに尽きると思う。
仮に、ここで新しいカメラを新調したとすれば、それに要する時間は莫大なものなり、よく考えてみるとモノによって自分の貴重な時間が奪われてしまうわけで、それは人間関係についても言えることだから、人と交わるにはそれなりの観察と吟味が必要となる事は言うまでもない。
そんなことから、切り捨てるべきものは切り捨てる勇気を持つべきで、夢や希望は大切にしながらも、あくまでも現実的に生きていくべきだと思うが、そう簡単にはいかぬところが悩ましい。
そんな訳で、8月もあと2日でおしまい。海や山に出かけたわけでもないのに、いつになく腕や顔は日焼けして真っ黒、インド人にも引けは取らない。
そんな今を顧みて、感謝しかない。改めて、すべてに感謝したいと思う。
