夜長

昨夜は連日の寝苦しさが嘘のような快適な夜だったので、寝るのが惜しくなってつい夜更かししてしまった。

久々のネットサーフィンでタレントのryuchell さんが、2016年に結婚した妻pecoさんとの離婚を知った。

夫のryuchellさんが「本当の自分」と「本当の自分を隠す自分」とのズレが大きくなり、このままだと大切な家族のことさえ守れなくなってしまうとの理由から離婚するらしいが、妻のpecoさんは、「正直、墓場まで持っていってほしかったと思ったことはないと言えば嘘になりますと、戸惑う気持ちを吐露しつつ、 《わたしは息子に胸をはって、ryuchellはすてきなパパだよと伝えられる自信があります》」と、何とも前向きでハピーなコメントをしているが、今後は夫や妻としてではなく、人生のパートナーとして息子の親として、生活していくとのことである。

まあ、離婚と言えば恨み辛みのドロドロな別れ話が多いだけに、何とも奇妙な結末だが、婚姻に関しては、夫婦別姓や同性婚、同棲やシングル世帯が増える一方、コロナ自粛から未婚や熟年離婚も増えているようである。

まあ、社会の変化と多様性から、孤立や分断や分裂が生じているからかも知れないが、いろんな分野の裏事情が明らかになるにつれ、建前と本音を使い分ける社会のあり方が、もはや限界に達しているような気がする。

Ryuchellさんについて言えば、そんなに奥さんや子供とのことを真剣に考えないで、成り行きに任せて生きるのもありだと思うが、創られた理想と現実のギャップに恐らく耐え切れなかったのだろう。しかし、男と女は本来別の生き物、別の文化に生きている訳で、分かり合えないところに存在意義があるように思う。まあ、常識や社会通念を捨てたところに、本来の男と女の絆があるように思う。

時に、ガーデニングやDIYでも、拘れば拘るほど、ことがうまくいかないことが多い。簡単に言えば、理想は理想として片付け、現実的に成り行きに任せて創意工夫していく方がことはうまくいく。

肩の力を抜き、金槌やノコギリを使った方が、真っ直ぐに打ち込もうとか、曲がらないように切り落とそうとか、力むより、うまくいくことが多い。無念無邪気に、思うがまま、超自然体で道具の理に合わせた方が楽だし、意外な結果を生むものである。

そんな訳で、今日も超自然体で午前中は草刈りをし、昼にチャーハンとラーメンを作って食べ、午後は離れで昼寝をして、今ブログを書いている。夕食はカレーを作るつもりだが、料理も最近はそれなりの素材とレシピでわけなく作れるようになり、出来上がりと同時に片付けも終わる手順の良さに、料理歴の長い妻も敵わないらしく、やたら誉める。

それで調子に乗って、やたら作るから、ますます上手になって、今では買い物はカミさん、料理は私がすることが多く、洗濯や掃除も嫌いではないから、完全に主夫である。

まあ、コロナ自粛のなり染め、社会の歯車として働いていた時より、断然楽しい。道を間違えた気もするが、仕事は仕事、趣味道楽はそれなりだから、何とも言えない。

要するに、無理は禁物、何事も現実的に「5分を持って最善」とすれば間違いない。仏法も集約すれば、諦めと中庸を説いている訳だから、そうできればいいのだが、未練と我執と拘りにしか生きられないのが凡夫の常である。

そんな想いに、明日は何とかして秋ジャガの畝作りに着手したい。暑さと薮蚊対策が課題だが、無理をせずに頑張りたい。

月夜に天空を仰ぎ見る。そんな風情に、今年の秋は過ごしてみようと思う。すべてに感謝したい。

jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
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