離れは昭和のあばら家で、ちょつとしたところに棚があって、それなりに重宝して使っていたが、高いところの棚には埃が溜まり実に不潔で不衛生である。
そんなことから、コロナ自粛を契機にお掃除がしやすいように棚を取り外してみたところ、棚上には埃塗れのガラクタばかり、これでは貧乏神の住みかとなっても仕方ない。
それで、離れの棚をほとんど撤去してみたが、モップでひと拭きすれば、床も壁もキレイさっぱり、掃除の手間が大幅に省けて、気分爽快、貧乏神もしぶしぶと退散と相成ったものと思う。
そんな訳で、今日で8月も終わり、明日は神棚のお供物や玄関やリビングの焼き塩を入れ替え、実りの秋に向け頑張ろうと思う。
すべてに感謝したい。
世界は本当に広い。こんな豪邸に住まう人もあれば、私のような貧乏家に暮らす人間もいれば都会の汚いアパートや貧民窟に暮らす人もいる。人生人それぞれ、それでもよく考えると、それ相応の毎日の積み重ねである。
それでも、家は外ですり減らした気力や元気を取り戻すところでないといけない。それゆえに、涼しき林野に安処するが如く、癒しと安らぎの空間を自分なりに創り上げていくことが大切だと思う次第である。
