世情

テレビドラマ「半沢直樹」で有名な香川照之が銀座のクラブ女性への性的加害報道の詳細を読むと、56歳という年齢からして、宴席での蛮行では済まされないものがある。

ご案内の通り、父は歌舞伎の市川猿翁、母は宝塚出身の浜木綿子、東京大学文学部卒の超インテリ俳優、歌舞伎役者である。

そんな高学歴で輝かしい芸歴を持つ人間がする行為とはとても思えないが、箍が外れると何を仕出かすか分からないのが人間である。

だから、戦争などの生死の境を彷徨うような状況におかれれば、略奪や暴行、強姦や殺人などは当たり前で、戦争の悲惨さを改めて計り知る。

そんな中、歌舞伎役者に目を転じれば、素行の悪さで話題となった海老蔵なども記憶に新しいが、中村芝翫の京都祇園の舞妓との不倫に始まる女遊びも、公演中止による収入減の深刻な状況下でも続いているようである。

まあ「女遊びは芸事の肥やし」などと言われるが、家族や社会の信用や信頼を損ねることに変わりなく、今の時代では人格が疑われても仕方がない。

まあ、男とすれば、綺麗な女性を華に、酒を飲むのは至高至玉の極めでもあり、それを生業にしている女性もいる訳で、男と女がいる限り、この種の火遊びは絶えることはない。

そんな訳で、貧乏人には全く無縁な話だが、良きにつけ悪きにつけ、人が絡むトラブルはなるべく避けたいものである。人は一人では生活できないし生きていけない。何らかの意味でお互いに支配依存関係にあるわけで、そんなところが、更に問題をややこしくしているように思う。

そんな想いに、何事も中庸、正に5分持って最善とし、不足寡欲に生きるが幸せに長生きする秘訣ではないかと思う。

世間のゴシップやスキャンダルに触発され、ボケてその道に転げ堕ちないとも限らないのが浮世の常、つくづく人間関係のなり染め難しさを痛感する。

いずれにせよ、実りの秋を迎え、すべてに感謝したいと思う。

jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
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