公立中高一貫校の入試は義務教育なので、適性に重向きを置いて受験ではなく受検としているが、よくよく伺うと先進の知識を問う私立有名校より適性や応用力を問うこちらの方がハードルが高い。
事例を挙げると、中一の数学の問題だが、
発展問題
例題3
わからない数量を多く含む不等式
ある商品をいくつか仕入れた。この商品を定価の15%引きで売ったとき、仕入れた個数の20%が売れ残っても、仕入れ総額の19%以上の利益が出るようにしたい。定価を、仕入れ値の何%増し以上にすればよいか答えなさい。
これは在庫絡みの売値の数的処理だが、代数の応用問題である。これが中一と言うから魂消てしまう。
もはや私達団塊の世代の人間は「お呼びでない。」時代から完全に取り残されている。学力の低下どころか、然るべきエリアでは、着実に学習プログラムは進歩進化している。
改めて、時代の流れ、グローバル化に伴う変化と多様性の脅威を痛感するが、少子高齢社会など難のその、日本の教育も捨てたものではない。新たな人材育成プログラムに期待したい。
それにしても、これなら何の障りもなくよく分かる。音楽は世代を超える。改めて今あることに感謝したい。