クレージー

輪廻転生、諸行無常が当たり前の世の中、儚さや寂しさを感じるのは永遠なる想いに執着するからかも知れないが、とにかく人間の欲には切りがない。

その良い事例が都会のありようで、人間にとって不都合なものは一切ない。特に東京の都心は高密度に集積されていて、人も物も無駄なものは一切排除されている。

しかし、基本的に生活に無駄なものはないはずで、会話や音楽に限らず、物事には「間」隙間、空きスペースが必要なことは言うまでもない。そんなことから、バカな奴を「間抜けマヌケ」などと言ったりするが、とにかく、行き過ぎは「過ぎたるは及ばざるが如し」である。しかし、間を取ることは意外と難しく、間が取れるようになれば一人前、感情もコントロールできるようになるから、間を知ることが、一人前の大人になることかも知れない。

しかし、そんな大人でも、欲望が漲る今日の都会のありようは異常である。そんな人間の欲が漲るこの動画からは明日の日本のありようが懸念される。諸官庁や大企業の本社やホテルや商業施設が乱立し、さらに開発が進められている現実からして、正にバベルの塔、どこまで人がより集まれは気が済むのだろう。狂気の沙汰としか思えない。

大規模開発から、都心の地下は穴ボコだらけ、各国の大使館が乱立する麻布に、都が核シェルターを計画しているようだが、そこを通る南北線は後発の路線から地下40〜50mの大深度を通っていることはご案内の通りで、おそらく施工整備に都合がいいのだろう。

それにしても、よくまあ、こんなに建物が乱立したものである。改めて、人間の欲の深さを痛感するが、人は所詮「裸で生まれ、裸で死ぬ」。幾ら富を掻き集めてもあの世には持って行かれない。最愛の人とも別れなくてはならない。

行き過ぎた営みは無駄である。自然を忘れ「作られた営み」に価値やポテンシャルを求め続ける世相には美学がない。改めて警告を鳴らしたいと思う。

jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
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