とにかく農薬を一切使わない自然農法など余程の専門家でない限り実践は無理、農薬不使用で始めた菜園初年度は失意失望の日々だった。しかし、それなりに農薬を適切に使えば、それなりの成果に楽しみや喜びが得られる訳で、強ち農薬散布を毛嫌いしても仕方がない。
まあ、世間によくある理想と現実のギャップとでも言うか、程よいバランスが必要なことは言うまでなく、適当、塩梅、いい加減なことに慣れることが大切で、やはり「五分をもって最善と為す」のが最適解である。
それで、我が家には柊の木が災難魔除けとして、鬼門や裏鬼門に3本あるが、その一本がどうも調子が悪い。条件とすると東に面した花壇にあるのだから他の2本に比べると好条件にある。しかし、葉っぱが枯れてきて、困ったものである。調べると、コガネムシやその他の害虫によるものらしいので、一度掘り起こして、ダイアジノンを撒きスミチオンで消毒したいのだが、連日の雨でそこまで手が回らない。
そんなことから、明日晴れたら早速取り掛かろうと思うが、ガーデニングをするまでは全くの「知らぬが仏」で、畑の野菜などは種を撒けば簡単に育ち収穫できるものと踏んでいた愚か者である。外れぱなしで失敗や過ちばかりで人様にご迷惑ばかり掛けてしまい、全く害虫に等しき身の上だが、それでもそれなりに死なずに生きている。ありがたいことである。
そんな想いに、改めて今あることに感謝したい。