とにかく、生活全般に亘り個性が尊重され個別化が進み、家族やパートナーにあってもお互いの考えや意識に微妙なズレが生じる世の中、人間の本質を改めて考えてしまう。
その意味から国際結婚をしている人は先駆者な訳で、そのアイデンティティには時代の流れを感じる。まあ、これから異文化による社会の分断や分裂、秩序の崩壊などから新たな社会が構築されるのだろうが、AIによるバーチャルな要素も加わるとなると、私達の実存そのものも怪しくなる。男女の性別や性差も怪しくなり、いやはや、実存からバーチャルを行き来する意識の本質には、相互理解が成り立つものなのか疑問に思う。
そんな深淵なる意識の旅に一喜一憂し、すべてが指先からすり抜けていく人生には無常の儚さもあれば美学もある。
そんな想いに、改めて、今あることに感謝したい。