ことば

写真秋雨(あきさめ)と言うと、秋雨前線や台風が思い起こされ余りよいイメージが浮かばない。しかし、秋の長雨と言うと一雨一雨寒くなって、冬に向かって野山では、リスなどの小動物が冬籠りの準備を始めるようなイメージが浮かび風情がある。

言葉とは面白いものである。「濡れ落ち葉」と言うことばも、退職して妻につきまとう夫のことを言うらしいが、同世代の男性として一言いわせてもらえば、冷たく寂しいことばのように感じる。

しかし、それだけに男性は世間知らずなのである。つまり、退職に至るまで妻の気持ちは昔と一向に変わらないと思っているのである。変化の激しいこの時代に、そんなことがある訳がないのである。この世のものとは思われないスタイルの変化と共に、その気持ちも大きく変わっているのである。

今更言うことでもないが、人生は仕事だけではない。女性も妻だけではない。島倉千代子の歌ではないが、「人生いろいろ、男も女もいろいろ」なのである。

男もいろいろやりたいし、女もいろいろに咲き乱れてみたいのである。いいじゃないか、それはそれで、どこが悪いと開き直ってみても、時の流れはどうにもならない。俗に言う「火遊びは」そう簡単に達人にはなれないのである。仕事以上に難しいのである。なぜなら、一歩踏み外せば、すべてを失い兼ねないからである。不倫は文化などと言うが、長野県の建設業厚生年金基金を横領した事務長の話ではないが、真面目な人ほど大火傷するのである。

だいぶ話がずれてしまったが、つまり、夫婦に限らず日頃から言葉を大切にして、多くの人と交わり偽りのない交友関係を結んでいれば、「濡れ落ち葉」になりたくてもなれないのである。なぜなら、年と共に変わりゆく互いの想いを共にできる仲間がいるからである。

しかし、人は時には勝てない。加齢と共に世間が狭くなるからである。最終的には、誰かに頼る「濡れ落ち葉」になるのだろうが、それまでは、できるだけ世間を広くし、長年連れ添う妻にも慕われる男でありたいと思う次第である。

jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
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