フェンス沿いに地面を掘ってみたところ、以前取り壊した建物の基礎が出てきた。掘り進むうちに山椒の木に突き当たり、基礎を退けて根が伸びている。
どうしようか迷ったが、中途半端は嫌な性分なので、思い切って、基礎に沿って伸びた根を切り落とし、日当たりの良い場所に植え替えてみたが、一応落葉樹の植え替え時期は冬なので、いいと思うが、来年の春に期待したい。
ところで、例年なら、浮き足立つ年末年始だが、世の中不気味なくらい静かで気持ちが悪い。コロナで落ち込んだ日本経済の立て直しが喫緊の課題だが、どんな分配政策で成長を促すのか、子育て支援や格差の是正など、具体的な方策が見えてこない。
その一方で、物価はじりじりと上がっており、世界的な天候不順から、大規模な食糧危機も懸念され、なかなかバラ色の未来を描けない。
そんな中、国際宇宙ステーションの前澤さんのトイレ事情を伝えるレポートには、民間人らしくて笑える。常識的に考えれば、無駄なことにお金を使っている気もするが、常識では乗り切れない時代だからこそ評価できる。どうせどこかの慈善団体に寄付しても、適当に誰かにちょろまかされるのがオチで、時代を乗り切るヒントやステップバネにはならない。
「金は天下の回りもの」使い方次第で、生き金にも死に金にもなる。常識が通らない時代だからこそ、前澤さんの事例をヒントに、日本経済の立て直しを図ったらどうだろうか。
それにしても、本音を語れぬ社会など意味はない。「出物腫れ物ところを嫌わず」そんな成り行きに任せ、明日も人生楽しんでいこうと思う。
