井戸の跡を発見、錆びた鉄管を叩いて揺すってみたがびくともしない。それで周りを深く掘り進むと、そんなに深く掘らないのに、水が出そうな雰囲気がする。それで、YouTube動画をググってみたら、井戸掘りのバイブルらしき本があり、素人でもチャレンジしている人がいて、楽しそうなので、私としても俄に持ち前の好奇心に火がついてしまい、困ったものである。
井戸水が使えるならガーデニングには好都合、近所に井戸のある家や温泉付きのマンションもあるし、「さく井」に詳しい知り合いによると、そんなに深掘りしなくてもいいらしい。
そこで、お酒と塩と玄米をお盆に乗せ、昨日の山椒の木の移植場所と前の場所に祝詞をあげ、井戸の跡にもお酒を掛けて、地下水脈への貫通を祈願した。
まあ、いつになるか分からないが、掘削用の穴掘りドリルも3,500円と言う安価でAmazonで売っている。柄をつけ足し長くして掘り進んでいくらしいが、どうなることやら、どうせ妻に話しても理解されないから、当分の間黙っていようと思う。
そんな訳で、今年も後僅か、寒くなって自作小屋は来季に持ち越し、とにかく土作りに専念し、来春には買い置きのミカンとイチジクに加え、リンゴの苗木も植えてみたい。
そんな自然との触れ合いに、己の存在を証しする毎日だが、正に「腹減ったら食う、疲れたら寝る」の生活に大満足、すべてに感謝したいと思う。
それにしても、世の中、探せば次から次と楽しいことばかり、妻に話せばソッポを向かれることばかりだが、時々気になるらしく様子を見にくる。男と女、お互い生活意識や価値観にかなりのズレはあるが、コロナ禍でそのズレも幾分狭まった感じもするが、すべて成り行き、成るようにしかならないのが人生である。
幸せは人が運んでくる。棚からぼた餅… 知り合いからいただいたチーズの燻製に元気をもらい、明日も土作りに頑張ろうと思う。
すべてに感謝したい。
それにしても、このサウンドには痺れる。意識の本質を問いたい。
