今日は配線ボックスを増設し、それに伴う板壁の補修をした。とにかく昭和のボロ屋だから何でも気楽にやれる。荒れ放題になっていた板壁もスッキリして、我ながら大満足である。
しかし、いつも思うが木材の墨だしは難しい。寸法をしっかり取ったつもりでも微妙に違う。うまく嵌まらないこともあり、そんな時は鉋やノコギリで寸法を調整する訳だが、細かな手作業になるから電動工具では無理である。
いろいろ買い揃えた電動工具も頻繁に使うのはドリルとドライバーだけ、電動の鉋もノコギリもトリマーやサンダーも滅多に使わない。それより、昔ながらのノミやトンカチや手ノコや手鉋の方が、自分のリズムに合っていて使い勝手がいい。それに片づけるのにも手間が掛からないし、場所塞ぎにもならない。さらに、道具は不思議と愛着が生まれる。
仕事なら採算性もあるから、そんな悠長なことはしてられないが、私は単なる暇潰しだから、あれこれ考えながら楽しんでいる。
時に、先日アロエを玄関先に放ったらかしていたところ、葉先が黄色くなって元に戻るか心配だったが、陽当たりのいい部屋に戻したら見事に元の青色グリーンになって見るからに元気になった。
とにかく花木は温度管理が大事で、お気に入りのホワイトセージも比較的寒さに強い品種だが、寒いと葉っぱが黄色くなって見映えが悪くなる。
そんな中、今日は今年初めて薮蚊に刺された。顔の周りをブンブンと音を立てて飛ぶので頭にきて早速蚊取り線香を焚いたが、間に合わずに腕と顔を刺された。これもまた天然のワクチンと思えば気が収まるから面白い。
そんな訳で、今日も一日が終わる。久々に庭のミントを摘んでお茶にして飲んだがスッキリしていい感じ、地元のホームセンターで景品で頂いた小松菜も発芽し、大自然の営みは健在そのもの、その中で不安に駆られ欲得から右往左往しているのが人間である。愚かである。
改めて今あることに感謝したい。
