こんな感じの曲を聴くと、優に半世紀を超える子供の頃を思い出す。どの家にもテレビはなく、電灯とラジオの時代、トイレは水洗でなく、それでも街中だったから、今時のラーメン屋にあるようなゴツい鉄製のガスコンロで都市ガスを使っていた。
憧れのアメリカは、当の昔に利権絡みの国際詐欺紛争国家になってしまい、世界中で紛争や戦争でボロ儲けし、エンタやスポーツなどの快楽中心の文化には、ピューリタンよる建国の精神は微塵も感じられない。自由、平等、民主主義、法による支配は全くの眉唾、健全な精神文化の一欠片もないのが今のアメリカである。
そんなことで、古きオールディーズに昭和初期の街の様子や生活が俄に甦り、戦後のどさくさに私を育て上げてくれた父母への恩寵を新たにした次第である。
改めて、今あることに感謝したい。