イワシの丸干し

孫がワンちゃんを飼いたいと言うので、先週知り合いのブリーダーにお邪魔して、産まれたばかりの子犬を何匹も抱かせてもらったが、その中に妙に私に懐いてくるワンちゃんがいて、自分がほしくなってしまった。もちろん飼うには妻の承諾がいるし責任持って育てられる年齢でもないから、踏みとどまったが、もう少し若ければ多分家族になっていたと思う。

ところで、ワンちゃんは群れをなす狼の習性が残っているので、放って置かれると寂しさと不安から病気になってしまう。飼い主と気持ちを分かち合える代わりに、散歩や遊びや食事や排泄や寝床の管理や病気をすることもあるから、幼児の世話をするつもりでないと飼えない。

しかし、飼えば朝散歩で朝日を浴びてセロトニンが得られ、健康で健全な生活が毎日スタートする訳だから、それなりの恩恵はあると思うが、これまでに4匹も見送ると、今でも時々スマホのプッシュで映し出される写真や動画に楽しかった思い出が甦り、人様との関係とは無縁なディールなき純粋無垢な関係に、私が求めていたものがあったような気がする。

まあ、過ぎ去ってしまえばもう取り返しがつかないが、きっと天国の虹の橋で4匹が待ってくれていると思うと、今にでも馳せ参じて参りたい想いに駆られる。

そんな中、今夜は「イワシの丸干し」を焼き、アルコール分がかなり残る柔らかな酒粕を温めて食したが、酔いはしなかったが絶妙な旨味に病みつきになりそうで困ったものである。まあ、病みつきくらいならまだいいが、エスカレートして昭和のオッサンに逆戻りでは、寂しいものがある。

「酒とタバコは百害あって一利なし」とか言われるが、適度に緊張を和らげリラックス効果もある訳だから、下手な代替品を使うよりはいいように思うが、時に度を越して中毒になってしまうこともあるから、やはり「危ないもの」には近づかない方が無難である。

となれば、男性からして女性は「迷いの根元」諸刃の剣な訳で、理性(知性)と本能の狭間に苦悩する男性に対して、恐らく女性は母なる独立した存在として、宇宙空間に浮かぶガイヤなる存在だからして、理性も本能も越えた存在ではないかと思う。

そんな訳で、今夜はイワシの丸干しとアルコール混じりの酒粕で昭和のオッサン気分から、外に雨脚の音を聴きながら、炬燵で1日が終わりそうである。

改めて、今あることに感謝したい。

憧れのアメリカは何処に… もはやグローバリズムもナショナリズムも、民主主義も共産主義も信じるに値しない。みんな単なる利権と権益の塊に過ぎない。

改めて、文化芸術の意味を痛感した次第である。

jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
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