
今年初めて連作障害対策の一つとして立体仕立てにチャレンジしてみたが何かしっくりしない。なので今年限りで来季は元に戻そうと思うが、とにかくカボチャにしてもスイカや地這いキュウリにしてもツルものは作付け面積が広くなるから困ったものである。特に今年は残土処理にスペースを空けているので勝手が悪い。
それでも、毎朝の水やりに話しかけ手を掛けてやるとそれなり応えてくれるので嬉しい。今朝もキュウリやナスがたくさん採れたので、カミさんがお友達に差し上げるとか言いながら袋につめていた。
まあ、夏至も過ぎれば真夏に向かうとは言っても時候は着実に秋冬に向かっている訳で、今年も半年が終わらんとしていることに感慨深いものを感じる。
高校時代、夏休みに学校のプールで泳いだり、真っ青な空に真っ白な雲、アイスキャンディやかき氷の旗に、蝉の声やコンコンコンと響くキャンディ屋のコンプレッサーの音が何故か想い起こされる。腰ベルトに日本手拭いを掛け、開襟シャツの白さが妙に甦る。
とにかく、夏である。ソーメンを茹で、畑で採れた野菜を天麩羅に、ネギや大葉や茗荷(7月頃)などの薬味も全て自前で間に合う。
人生、撒かぬ種は生えぬ。明日を見据えればやるべきことはたくさんある。まさに「光陰矢の如し、一寸の光陰軽んずべからず」今できることを大切に最善を尽くそうと思う。
気力体力の衰えは感じ入るが、無理をせず今あるご縁に最善を尽くしたい。
そんな想いに、改めて今あることに感謝したい。