束石の位置決めをし、四寸角の柱を渡してみたが、土台の水平にはレーザー墨出し器が必要となる。しかし、ビニールホースで「水盛り」すればこと足りるので、手間がかかるが、昔ながらの技法でやることにした。
しかし、やり始めれば「案ずるより産むは易し」と言うが、それなりに何とかやれるもので、手間は掛かるが、先人の経験と知恵は、決して侮れない。
まあ、昔ながらの技法を紐解くことも趣味娯楽の内で、一見すると土方の裏技に見えることでも先人の知恵が詰まっている。
同じようなことは、料理の世界でも言えることで、包丁サバキに熟練すれば、高額な調理用具に頼ることもない。
さらに、台所は食材や鍋釜で手狭になるから、出来るだけ物はない方が、スッキリしていて気持ちがいいし使い勝手がいい。まあ、ものはあればあったで場所塞ぎになり、洗らわなくてはならないし、気を抜くと掃除が行き届かずに、風水・家相的に最悪なキッチンになってしまう。
それにしても、夏は夏で蚊に悩まされ、冬は冬で寒さや冷えが苦になり、「 帯に短し襷に長し首を吊るのに丁度いい」てな具合で、物事は何事も思うようにならない。
好きな女性には見向きもされず、近寄ってくるものは蚊や毛虫やコロナでは、やってられないが、それが現実だからしかない。
それでも、新コロブームも落ち着けば、また観劇やコンサートに出掛けて行き、遠目にご婦人方の流行りのファッションを拝見する機会もある。人生は臨機応変、成り行き次第でバラ色になる。
そんな中、植木屋さんが柿の木の剪定に来てくれた。これで伸びた枝が邪魔にならずに、東電で電柱の立て替えができる。さっそく明日にでも連絡して年内に終わるように、取り掛かかってもらおうと思う。
そんな訳で、今年もあと2ヶ月、11月に入ればクリスマス気分、すぐにお正月がやって来る。やっとコロナも下火になり、先行きも明るい。
心理的にまだ不安も残るが、秋の味覚を楽しみながら体力増強に努めていこうと思う。
今あることに感謝したい。
ショパンもいいが、モーツアルトもいい。音楽は心の拠り所、秋の夜長に堪能していこうと思う。
